北丘珠団地の「買い物難民」状態解消に向けて

2013.02.20

 
日頃より北丘珠地区の皆様には特段のご指導ご鞭撻を賜っておりますことに心より感謝申し上げます。 
さて、昨年8月に貴地域唯一の壽スーパーが突然閉店し、皆様が今でいう「買い物難民」状態になっていることに心を痛めております。 

昨年の12月北丘珠団地のある家をお訪ねしたところ、外に嫁いだ娘さんらしき人が玄関に出られ、スーパーが閉店したので、母親に食料を届けるためよそで買い物をしてきた。お掃除をして食事を作ってすぐ帰るとのこと。「こんな地域で困っている人のために働くのが市会議員ではないのですか」と言われたことを忘れることができません。今年は特に雪が多く遠くから通うのも大変でしょう。雪の中を今も娘さんは通っているのだろうか、ひとり暮らしのお母さんはどうしているのだろうか気がかりでなりません。 

昨年から私なりにご縁のある札幌青果物商業協同組合理事長(組合員200名)に相談をさせていただき、壽スーパーや現在閉めているSPAの店内を見てもらいました。また地域の様子を車で案内するなどし、理事長から組合で相談してみる、他の組合にも声をかけてくれるとのことで、期待を寄せていますがまだよい返事が返ってまいりません。 

また札幌市の産業振興課や商業振興係などに対しても、近隣の地域の商店街に助成をして車で移動販売をしてもらう方法はないのか検討していただいておりますが、現状では商店街全体に対する助成はあっても、一商店や地域を対象としたものはないということでした。 

私は、今後益々高齢化が進む中で、このような問題は北丘珠団地だけではなく、北区拓北地区にもあり、今後どこの地域でも起こりうる問題と考え「札幌市はこれからの街づくりは歩いて暮らせるコンパクトシティーの時代という以上は、このような問題にも市民局地域振興課や経済局商業振興係、そして東区役所やまちづくりセンターなど福祉的意味合いも含め、市部局が横断的に取り組み、町内会・NPO・北丘珠団地には商店街がないため、他地域の商店街の代表の方にも参加をいただき、問題解決に向け常設の検討委員会を問題地区のまちづくりセンターや町内会に設け、色々の情報を持ち寄り検討段階から、その委員会に札幌市が財政的に支援をする新たな制度を創設すべきで、そのコーディネーター役は区やまちづくりセンターが中心となるべき」等の提案をしているところです。 

しかし、これもいますぐに現状を変えるものでもなく、現時点では札幌市として商店街向けの事業だけであり残念に思っております。 

とりあえずは別紙を参考に現状を凌いでいただきたいと思います。 

今後とも町内の皆様のご意見等をお伺いしながら、問題解決に取り組んでまいりたいと思います。ご意見をお聞かせいただければ幸いと存じます。