2017年1月1日

新年明けましておめでとうございます。

   皆様には、ご健勝で輝かしい年を迎えられましたことを心よりおよろこび申し上げます。
​ さて、今年二月には、冬季アジア札幌大会が開催されます。約30の国や地域から、1972年の札幌オリンピックをはるかにしのぐ、過去最大規模の選手の参加が見込まれます。この機会に札幌のまちの魅力、北海道の食のすばらしさをアピールし、2026年の札幌オリンピック・パラリンピック冬季大会の招致につなげていきたいものです。
 
 二度目のオリンピックとして心がけたいのは、72年当時の施設をレガシーとしていかに活用するかということです。札幌が誇りとしている歴史や自然の調和した都市機能を次世代に継承することを念頭に置いて、目先の利益にとらわれるのではなく、ゆっくり、じっくり考える必要があります。
 
 石狩の都の外の
 君が家
 林檎の花の散りてやあらむ
 
​ 石川啄木の「一握の砂」にあるこの歌の石碑が東区北11条東12丁目にあります。啄木がこの地にあった橘果樹園の娘である橘智恵子を想って詠んだものですが、私はここが札幌のリンゴ栽培の発祥の地であることを、最近まで知りませんでした。りんごの苗は明治17年に富山出身の橘仁がこの札幌村に初めて持ち込んだものだったのです。
 
 北海道や札幌の観光の目玉といえば、まず食の魅力があり、自然に恵まれた開放的な風土に目が奪われがちでありますが、北海道、札幌に移住した人たちにはそれぞれのルーツがあり、そこから持ち込んだ歴史や文化があることを忘れてはなりません。私も現在の北海道、札幌の発展には血のにじむような先人の労苦があったことを常に頭に置きながら、未来につながる新しい札幌のまちづくりに力を尽くしていきたいと考えています。一層のご指導、ご鞭撻を心からお願い申し上げます。
​ 皆様の今年のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。
 

一覧へ戻る