丘珠空港へのテストフライト FDA(㈱フジドリームエアラインズ)視察

2013.08.03

 
 航空会社フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は昨年11月16日、丘珠空港(札幌市東区)に小型ジェット旅客機ERJ170(ブラジル・エンブラエル社製、76席)のチャーター便を運航しました。同空港では旅客機はこれまでプロペラ機しか飛んでおらず、乗客を乗せたジェット機が乗り入れたのは初めてです。名古屋・小牧空港との間を往復し、目立ったトラブルはありませんでした。
丘珠空港は、滑走路が1500メートルと短いため、ジェット機の運航は困難とされてきましたが、機材の性能が向上し、短い滑走路でも離着陸が可能になりました。札幌の経済人などでつくる丘珠研究会が数年前から検討を進め、昨年7月にテスト飛行で安全性を確認しました。
札幌市は12月10日、当日の騒音が環境基準以下だったとする調査結果を発表し、関係者は定期チャーター便就航に期待を寄せていますが、今後、市民の理解が得られることがジェット化の第一条件です。