2018年9月19日

自民党二階幹事長・吉川道連会長はじめ同行された国会議員の皆さんに被災状況の説明や復旧予算の要望をさせていただきました。

▼2018年9月16日 東区東15丁目屯田通りにて​
 
 
 

 二〇一八年、九月六日、午前3時08分。
背中がすごい力で突き上げられるような感覚で目が覚めました。横揺れ、携帯の警報。東日本大震災で長い揺れは経験済みでしたが、今回揺れ以上に恐ろしかったのが、家がミシミシいう音と物が落下するドン、ドンという音でした。開けた窓から、街全体がたてるゴーツという音が聞こえてきて、命の危険すら感じました。住宅が巨大な手によって握りつぶされ「壊れる」と思った瞬間、ブレーキがかかったように揺れが止まりました。午前中外に出てみると、私の住む地域はすでに被災地の様相でした。停電のため中が真っ暗のコンビ二。ドラックストアを長い列が取り囲んでいました。コンビニではパンやおにぎりはもちろん、主食変わりになりそうな菓子類の棚やアルコールを除く飲料のケース、乾電池の棚がすっぽり空いた状態でした。
  市内の地震の被害状況と同時に気がかりだったのが、前日の九月五日に強風をもたらした台風21号の爪痕でした。信号のついていない道路をスピードを落として北進し北丘珠地区を視察しました。私の悪い予感は的中し、ゆたか緑地内の大木が何本もなぎ倒されていました。
 その二日後、私は15丁目屯田通りが深く陥没した栄町を視察し、震度6弱の爪痕を目のあたりにしました。アスファルトが焼き菓子のようにザックリと割れ、トラック一台が飲み込まれそうな黒い口を開けていました。この陥没は、未曽有の被害のあった清田区と同じく、液状化が原因といいます。札幌市は地下鉄東豊線建設の際、土地を約10メートル掘ってトンネルを埋め込む「開削工法」を採用し、そこを砂で埋めたといいます。もともと東区は泥炭の軟弱地盤です。今後の安全のためこのあたりをしっかり検討し応急手当で終わらせずしっかり対応しなくてはなりません。

 ブラックアウト、そして地盤の液状化。この二つが私たちの安全安心であるはずの都市生活をずたずたにしました。これが積雪厳冬期だったら、被害はこんなもので済まなかったでしょう。冬の厳しい北海道で、電気が止まることは即、道民・市民の命を奪うことにつながり、電力会社はその責任の重さを強く認識すべきです。
  地震が札幌の食と観光を直撃したことは経済的にも多大な打撃です。怪我人や乳児、高齢者等が災害弱者と言われますが、危険を知らされる情報を理解できない外国人、避難経路に疎い観光客も実は災害弱者であることを認識し、どうすれば観光客が安心して戻ってくれるかを、行政のみならずあらゆる機関、人々の知恵、協力を結集して観光客や外国人ツーリストの安全を保証し、慣れない土地で不安にさいなまれることのないよう1日も早い対策とPRが必要です。
 初当選の一九九五年、一月に阪神淡路大震災がありました。そのこともあって、1期目には環境消防委員会に所属し、災害対策がライフワークの一つとなりました。積雪寒冷地にありながら200万人の人口を抱える大都市札幌、国際都市札幌が安心安全なまちであるために、国や道、電力会社等の企業ともタッグを組んでいかなくてはなりません。ことに電力安定供給のための発電の分散化・再生エネルギーのさらなる活用・本州との電力の融通体制の強化など強く主張していきたいと思っております。

 

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