私の決意

 
 
夢ある東区・着実な実績

2015年2月12日
 
 東区まちづくりの私のスタート地点は、ある夏の日の「札幌村郷土記念館」です。今から20年余り前のこと、佐藤寿雄先生の後継として 初挑戦する市議選を翌年に控え、自分のライフワークともなるテーマを探していました。記念館の中で私に語りかけてきたのは、大友亀太郎という江戸時代に生きたひとりの男でした。旧札幌村に大農場を建設しようとした彼は、交通路であり農業用水路でもある「大友堀」を造ります。これは開拓使が置かれ、蝦夷地が北海道と改称されるよりも前の話です。私はここに札幌のまちづくりの原点を見ました。大友亀太郎の仕事には遠く及ばなくても、せめて小さな足跡ぐらいは残せないかと考え、大友堀の名残である創成川を中心としたまちづくりが私のライフワークの原点ともなりました。
 
 「栄町駅バスターミナル」「苗穂駅周辺のまちづくり」「東雁来第2土地区画整備事業」、そして「創成川通アンダーパス化」が私の4つのライフワークです。平成7年から提案してきた創生川通連続アンダーパスは平成21年に完成し、都心の渋滞は大幅に緩和され、創生川通東側地域の活性化は目を見張るばかりです。
 
 そして、平成9年から議会で提案してきた「栄町駅バスターミナル(交通広場)」が昨年12月、供用開始となりました。今後は、バスの発着便の拡大、路線の見直しなど公共交通の一層の利便性を高め、地域の活性化につなげてまいります。時代とともに、新たな課題が生まれる東区・札幌です。進行する少子化を食い止めるべく、子どもを産み育てやすい環境を整備するとともに、高齢者や障がいを持つ人が安心して便利に暮らせるためのバリアフリー化、コンパクトシティー化をさらに進めなくてはなりません。
 
 札幌市は2026年冬季オリンピック・パラリンピックの札幌誘致を表明しました。子どもたちに夢と希望を与えるオリンピック、パラリンピックは、冬季スポーツ施設の更新、バリアフリー化といったまちのリニューアルを推し進めると同時に、札幌・北海道経済全体の活性化の起爆剤になるに違いありません。また、新幹線の札幌延伸の時期のさらなる短縮にもつながり、丘珠空港の利用活用や高速道路の都心乗り入れにもつながるものと確信します。
 
 元気な東区・夢ある札幌のために、皆さまの声に耳を傾け、ともに考えながら、その声を確実に市政に届け、住んでいてよかったと思える東区・札幌のためにさらに頑張ってまいります。まちづくりは、すぐに結果の出るものではありません。20年前の大友亀太郎との衝撃的な出会いを思い起こしながら、粘り強く、諦めないまちづくりに努めてまいります。
 
                                           
札幌市議会議員  鈴木 健雄
 
 
 
 
 
過去の「私の決意」
絆が社会を変える
2014年9月30日
 北国の秋らしい風の冷たさに、身の引き締まる思いです。皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げ間す。
日頃から議会活動、後援会活動に対し深いご理解とご支援を賜り、心より厚く御礼申し上げます。

 
 平成23年、皆様のご支援で五度市政へお送りいただきましてから、今任期も残すところ7カ月足らずとなりました。今期は、総務委員会、経済委員会、財政市民委員会に所属して、札幌市のまちづくり計画など積極的な議論を重ねてきました。現在は文教委員会に所属して、利用者、事業者どちらもがさまざまな不安をもつ子ども・子育て支援新制度について、勉強会を持ちながら真剣に議論するなど議会活動に誠実に取り組んでいるところです。
 
 今期1年目の平成23年9月、視察で三陸の東日本大震災被災地を訪れました。当時は、津波によって陸に上がった大型漁船や横転した燃料タンクはそのまま放置され、電線に引っかかったままの被災者の服がなまなましい姿をさらしていました。津波で海水を浴びた街に立ち込める濃縮されたような磯のにおいを今も忘れることができません。若い女性職員が防災無線で避難を呼び掛け、最後には津波に呑まれ殉職したという南三陸町防災対策庁舎は骨組みだけになり、そのあたりにおびただしい数の紙片が散乱しています。手に取るとそれは候補者の名前が書かれた投票用紙で、町民の安全、安心な生活への思いや政治に対する期待に胸の詰まる思いでした。大災害は南三陸町の人々が長い年月をかけて築いてきたものや多くの住民の願いを一瞬にして奪い去ってしまったのです。私たちは、この国で起きた災害の記憶を薄れさせることなく、目で感じたことを知恵に変え未来に生かしていかなくてはなりません。

 人と人との絆の大切さを改めて気づかせてくれた震災でしたが、翌年の平成24年1月、札幌市白石区で姉妹が孤立死するという大変痛ましい事件が起きました。姉は職探しと、障害を持つ妹を預ける施設探しをしており、生活保護の相談にも複数回訪れていたにもかかわらず、結局誰もこの姉妹を助けることができなかったという事件です。明らかに困窮状態にある姉妹からのSOSを見過ごした行政側の対応は明らかに問題ですが、姉妹を死に追いやったのは、本音で相談できる知人がいなかったこと、働く意思のある姉に安定した職や働く機会を与えることができなかったことなど、さまざまな社会的要因があったようです。
 
 都市化,核家族化とともに共同体が崩壊し、地域では今高齢者や障害を持つ人の孤独死が後を絶ちません。札幌市においては、道内の疲弊した地域からの流入により、高齢者の人口はますます増え、2030年には37%が単身世帯という本格的な「無縁社会」に突入します。無縁社会は高齢者や障害を持つ人のみならず、子どもを産み育てるお母さんが孤立する社会でもあります。
これからの札幌に必要なのは福祉の充実はもちろんのこと、地域に生じた問題を地域の中で知恵を出し合って解決できる地域力です。「地域の力」として、町内会や、NPO、ボランティアをつうじて長年にわたって献身的な努力をされてきた方々には本当に頭の下がる思いですが、その知恵が新しい世代に引き継がれ、さらに多くの人々を巻き込む輪となれば「地域力」がさらにパワーアップすることはまちがいありません。あの未曾有の災害が気づかせてくれた「絆」を家族や地域がいかに取り戻し、行政とも一体となって新たな「絆」をいかに創造していくかが今後の社会を生き抜く知恵です。

 
 深刻な少子・高齢者社会である札幌の福祉の充実は経済基盤なしでは語れません。地元にブランド企業が少ないために若い労働人口が首都圏に流失してしまうのも深刻な問題です。札幌の背景にある北海道の豊かで安全・安心な食材や森林資源を活用し、知恵を絞って付加価値を高め、札幌ブランドとして世界のマーケットに発信するなど、北海道と札幌が連携して新産業を育成することが経済活性化の鍵です。 経済の足腰がしっかりすれば、そこに住む人は心も体も元気になります。先ず若い人たちがこのまちで働き、子どもを産み育てたいと思うきもちにしなくてはなりません。そして、行政とのパイプとなりながら、地域力をサポートし、子どもたちも高齢者も障害を持つ人も子育て中のお父さんお母さんも、すべての人が安心して暮らせるぬくもりと、潤いのある魅力的な東区、札幌のまちづくりを目指します。
 
札幌の経済・福祉・地域を東区発信のパワーで元気にしたい。
札幌市民、東区民の声に謙虚に耳を傾け本気の政治姿勢を貫く決意です。
今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申しあげ、私の決意表明といたします。

平成二十六年九月吉日
札幌市議会議員 鈴木 健雄

 
 
 
札幌市議会議員 鈴木健雄
 
 札幌市議会では今、総額8848億円というかってない規模の予算をめぐって審議がなされています。足腰の強い経済を目指すアベノミクスの元で企業収益を改善し、実感はまだ薄いながらも、雇用や個人消費もゆるやかに回復の兆しを見せていると言われています。
国の積極的な経済対策の効果を背景とし、前政権で半減していた社会基盤整備費も大幅に増額され、平成26年度予算は積極的予算となりました。
 
 政権交代以来、私が力を入れてきたのは、地域の生活道路や公園の改良工事などです。都心こそ国際都市としての華やかな顔を持つ札幌市ですが、周辺地域には整備・改善がまだまだ必要なところがあります。社会基盤整備予算の取れる今こそが、その部分に目を向けるチャンスでもあります。
 
 同じ札幌市民であっても、住む地域によって交通網やショッピングの利便性に格差があり不公平だという声を耳にします。観光客の目を引くために都心や観光スポットばかりをゴージャスに飾り立てる前に、一定の行政サービスがすべての市民に行き届いているかを考えることが重要です。
 
 私の長年のライフワークでもあり、東区の地域中心核とも言える栄町バスターミナルは平成26年度内着工予定であり、苗穂周辺のまちづくりも平成30年を目指して駅舎の移転・橋上化の予定です。
また、東雁来第2区画整理事業は未利用地だった12.8ヘクタールをものづくり関連事業の誘致適地として用途変更し、今年秋から段階的分譲の予定です。
 
 さらに、待機児童対策や高齢者福祉施設の新設にも力を入れてきました。
 
 今こそ、国の好循環実現のための経済対策を積極的に活用して札幌の将来を見据えた産業の育成や社会資本の整備に取り組み、市民が生き生きと活動できる札幌を目指していかなくてはなりません。同時に、住む人が安全安心に医療を受け、子供を育て、豊かな老後を迎えるための福祉が充実していて初めて、札幌が国際都市として真に胸を張ることができるものと確信しています。
東区に生活するすべての人が「ここに住んでよかった」と思えるような、活力と潤いや温もりのあるまちづくりを目指してまいります。
 
平成26年5月発行(すずき健雄政務調査だよりに掲載)
 
 

 

 世界で例をみないほどのスピードで進行する日本の少子・高齢化。札幌においても例外ではありません。この深刻な現状にどう対応するのか。少子・高齢を軸として政策を考えると同時に、経済が元気でなければ、福祉の充実ははかれません。

 札幌に住む高齢者の6割以上が現状の住み慣れた場所で生活を続けることを望んでいますが、地域の現状は厳しいものです。市街地の空洞化で地域に昔からあった商店が閉店し、歩いて買い物に行っていた高齢者などが買い物難民となるケースもあります。また、公共交通のネットワークも地域の高齢者にとってやさしいものでなくてはなりません。私は栄町バスターミナルの整備をライフワークとしてきましたが、地下鉄駅を中心核とした交通弱者にも便利な「コンパクトなまちづくり」を進めてまいります。
 
 札幌市民の市政に対する要望のトップは、いつの時代も「除雪に関すること」です。人口190万人以上を有する札幌の都市機能と経済活動を維持するのみならず、高齢者などにやさしい、きめ細かなものでなくてはなりません。また要望の2番目は「犯罪のない安全・安心なまちづくり」ですが、予防・啓発活動と同時に犯罪の起きない環境を、関係機関や地域の皆様と一体となって取り組んでまいります。
 
 日本全体が人口減少の時代にあって、札幌の人口は今もなお増え続けています。
 
 しかし、これは出生による自然増ではなく、地方からのとくに高齢者の流入による社会増です。この裏には地方の深刻な人口減少の加速があり、北海道全体を考えれば喜べない現象です。地方が疲弊する今こそ、北海道と札幌が強味・弱味を補完しあいながら、北海道・札幌の魅力を国内外に発信していかなければなりません。さらに、地元にブランド企業の少ない札幌においては、若い人たちの首都圏などへの流出も深刻な問題です。新産業の育成や誘致など、札幌の経済に活力をあたえていかなくてはなりません。
 
 札幌の経済・地域を東区発信のパワーで元気にしたい。子供から高齢者まで、すべての市民が住んでいてよかったと思えるまちづくりを目ざします。

平成26年4月11日
札幌市議会議員 鈴木 健雄

 

 

―さっぽろのカーリング―
 
 昨年秋、公共施設では全国初の通年型カーリング専用リンクが、札幌市豊平区に誕生しました。世界の頂点を目指す地元チームによって、今、熱い戦いが繰り広げられています。
 
 東区美香保体育館のカーリング場は、愛好者の強い期待に応えるべく、私が平成8年3月の予算特別委員会で提案・再質問を行い「前向き」の答弁を引き出し、平成9年にオープンしたものです。最近こそ多くの人々に認知され、華やかな話題も多くなったカーリングですが、ウインタースポーツのメッカ札幌にあってさえ、当時はまだマイナーな存在でした。地域の若い人たちに誘われ、事務所近くの公園に水を撒いて、手づくりカーリング場を作ったことなどを懐かしく思い出します。
 
 1月末のある日、あの頃を思い出しながら美香保体育館カーリング場に行ってみたところ、すべてのレーンが関西からの修学旅行生に貸切状態で、立ち入ることが出来ませんでした。しかし、これさえも私にとっては嬉しい出来事でした。何としても期待に応えなければという思いが設立に結びついた地元のカーリング場が、スポーツツーリズムの拠点となり、市内に通年型の専用カーリング場まで誕生しています。厳しい時代にあっても、札幌のカーリングは着実に歩みを進めています。 公園の手づくりカーリング場が原点であったように、夢に近づくためには、身近で地味なことからはじめの一歩を踏み出さなくてはなりません。
 
 昨年の暮れ、自民党は衆議院選挙で圧勝し、3年数カ月ぶりの政権奪還を果たしました。この勝利は自民党への大きな期待というよりは「約束を守れない政治」「決められない政治」によって自壊した前政権政党によってもたらされたものです。それを謙虚に受け止めて、本当の信頼を勝ち取るために、大胆な発想と繊細な気配りをもって市民の期待に応えていかなければならないと考えています。
 
 脱デフレに積極的に舵を取った国の政策ですが、札幌市における経済再生には何が必要なのか、それが盛り込まれた今年度予算となっているのか、さらに子供から高齢者までそして生活弱者に配慮がゆきとどいたものであるのか、議会でしっかりと正していくつもりです。

 
 カーリングはストーンを氷上にすべらせ、ゴールさせるというシンプルなスポーツのようですが、氷上のストーンを見るリーダーの冷静な判断力や集中力、そしてブラシを駆使してストーンを導くメンバーとの信頼関係や支えあいがものを言う奥の深いスポーツです。さらに、日頃からのたゆまぬトレーニングに支えられた強靭な足腰が勝負のスポーツでもあります。
 
 時代を読む目を持ちながら、前を見て着実に共に支えあい安全安心を実感できるまちづくりを目指してまいります。
 
札幌市議会議員 鈴木 健雄
 
▲札幌国際大学チームの皆さんから指導をいただきました。(1月27日)
 
  
▲第53回 札幌市民体育大会カーリング競技大会で協会顧問としてご挨拶(2月23日)
 
 

 
 
 
 

2011年2月17日

 数字で見る限り、札幌市の犯罪は平成13年をピークに減少傾向にあるという。しかし、私自身を含め市民にとって、札幌という都市が「安全安心なまち」になってきているという実感は少ないのでないだろうか。窃盗や車上狙い、ひったくりなどはもはや日常茶飯事だが、近年の特徴として気になるのは、振り込め詐欺など高齢者の善意につけこんだ卑劣な犯罪、インターネット等を利用した巧妙な犯罪、そして無差別・衝動的にいともたやすく人命を奪うような残酷な犯罪など、内容的にはどぎつさを増している点だ。現代的に進化した一筋縄ではいかない、こうした犯罪に立ち向かうには、情報を地域で共有し、住民が知恵を絞り合うチームプレイが大切になるのはいうまでもない。
 
 行政的な言い回しでは「防犯意識を高める広報啓発」が必要であり、「防犯力を高める情報発信」さらには「子ども等の防犯力の育成」が必要ということになるだろう。
 
 子どもや高齢者にとって住みよいまちかどうかは、その地域コミュ二ティが活発に機能しているかどうかにかかっているが、特に犯罪を未然に防止できるかどうかは、地域力・ご近所力によるところが大きい。行政への橋渡しをし、パイプ役となって地域力をさらにパワーアップさせることができたらということを、議員として日ごろから心がけているつもりである。 しかし、犯罪防止というものをもっと本質的に考えるには、さらに広い視野が必要である。犯罪から身を守るという視点から対処するだけでは、犯罪の温床という、その社会の性質は変わらない。「罪を犯す側」を変えていくということを含めて、社会全体を明るい方に変えていくことが必要だ。
 
 犯罪の予防につとめ、過って罪を犯した人々を導いて更生させ、犯罪の防止に努める保護司の活動は、こうした点でまさに重要である。罪を犯すのは悪魔でも野獣でもなく、一人の人間である。法の裁きによる刑を終えたものを健全で善良な市民として更生させ、受け入れていくことも成熟した社会の使命である。
 
 私自身は市会議員であると同時に札幌市東区保護司会に所属する保護司という立場だが、犯罪者の更生や再犯の防止の鍵となるのは、その社会が彼を一人の生活者として受け入れ得るかどうかだと思う。社会の異分子として排除されがちな彼らが仕事を持ち、収入を得ることによって自立するための積極的な支援を心がけていかなくてはならない、保護司・雇用主会・更生保護事業に理解の深い市会議員で札幌市議会の中に「更生保護事業を支援する協議会」を超党派で14名の議員により立ち上げた。不肖ながら私が会長となり、行政・企業・保護司会・更生保護女性会・BBS会・その他の団体と連携を深めるとともに、市議会・行政機関・企業の中に更生保護事業を支援する輪を拡げていきたい。
 
 近年、札幌市民の切実な要望は、除雪に替わり「犯罪のない安全・安心なまちづくり」となっているが、それはまさに保護司の掲げてきた、「社会を明るくする運動」の行きつくところである。
札幌市議会更生保護事業を支援する協議会に対し、それぞれの立場における経験と炯眼を生かした御指導をいただければ幸いである。
 
札幌市議会更生保護事業を支援する協議会長
札幌市議会議員 鈴木 健雄
 

 

2010年12月1日

謹啓 師走の候、皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
平素は議会活動、後援会活動に対し深いご理解とご支援を賜り、心より厚く御礼申し上げます。
 
 平成19年、皆様のご支援で四度市政へお送りいただきましてから、今任期も残すところ7ヶ月足らずとなりました。今期前半は2年連続で厚生常任委員会と出資団体改革調査特別委員会に所属し、福祉の充実や出資団体の統廃合等について議論を重ねてまいりました。また、後半の二年間は会派の会長として議会活動に誠実に取り組んでいるところであります。
 
 さて、私のライフワークの一つであります創成川通り連続アンダーパスが平成21年度、ついに完成いたしました。都市交通の渋滞緩和を評価する声も多く、その地上部には自然の彩りと潤いをもたらす親水広場も少しずつ姿を見せつつあります。また、私のもう一つのライフワークであり、1期目より提言を繰り返してまいりました「栄町バスターミナル」は用地確保の目途が立ち、23年度内に交通広場としての整備を目指し、本格的に始動する予定です。これらの事業は、私が議会で何度も提言をしてきたものであり、その一つ一つが着実に実現されていくことは喜びであり、更なる挑戦の意欲を感じます。
 
 今日、札幌を取り巻く経済環境、雇用環境はきわめて厳しい状況です。一方、世界の情勢は国境を越えて人や物やお金、技術、情報が自由に行き交うボーダレス時代を迎えています。今、求められているのは、このような環境の変化に対応しうる経済基盤の確立です。
 
 札幌は北緯43度の積雪寒冷地という冬期は比較的厳しい自然条件にありながら、地球規模で見ても突出した人口を抱える都市として発展して来ました。札幌の気象条件を克服した都市機能は世界に誇るものですが、私は冷涼な気候や積雪といった札幌の自然条件そのものが経済発展の鍵を握るものと考えています。現在、地球温暖化対策や二酸化炭素排出規制が叫ばれていますが、札幌の冷涼な気候を自然冷熱による省電力化は、IT化の急速な発展によって消費電力が急増する社会がまさに求めているものです。すなわち、札幌の冷涼な気候や雪による冷熱エネルギーを活用し、省電力化の技術開発、導入をすすめ、道外から雪冷房を利用したサバー基地やコールセンター、大規模機械工場などを戦略的に誘致すれば、経済を活性化させ雇用の拡大を計ることが可能です。また、高気密、高断熱住宅等のノウハウや除雪、ロードヒーティングや融雪技術など積雪寒冷地独自の高い環境技術をロシアなど北方圏の国に向けて発信していくこと。マイナスの条件をプラスに転換する知恵そのものを輸出することも有効なのではないでしょうか。
 
 さらに、札幌の背景には北海道の豊かな自然があることを忘れてはなりません。北海道の安全・安心な食材や豊富な森林資源を産学官連携や、農商工連携で知恵を結集し、付加価値を高め北海道、札幌ブランドとして世界のマーケットに向けて発信する。北海道と札幌の連携による新産業の育成も経済活性化の鍵です。
 
 さらに、観光、イベント、プロスポーツの役割も重要です。北海道・札幌を代表する三大イベントの「さっぽろ雪まつり」の経済効果は約320億円、「YOSAKOIソーラン祭り」は233億円、そして「プロ野球日ハム戦」は約200億円の経済効果があるといわれています。一方で、札幌の既存施設や自然遺産の中にはその魅力が十分に生かされていないものがあることも事実です。伝統ある札幌市円山動物園の入場者数は年間約九十万人で、近年観光スポットとして注目を集めている旭川市旭山動物園の200万人には遠く及びません。最近ブームになっているフイルムコミッションも積極的な取り組みが必要です。
 
 福祉の充実も重要です。近年、札幌で忘れることの出来ない2つの事件がありました。一つは一昨年、19才の女性が小学校六年から母親によって監禁され続けていた事件であり、もう一つは今年春のグループホームの火災によって9人の高齢者が焼死した事件です。いずれも行政側の甘さが指摘されるところですが、地域との連携などによって悲劇を防ぐことは出来なかったのでしょうか。全国で後を絶たない乳幼児や児童の虐待、不明高齢者問題を解決していく鍵となるのが「地域力」や「ご近所力」であると私は思います。
 
 札幌市民の最も切実な要望は、「除雪」に変わって近年、「犯罪のない安全・安心な街づくり」となっています。地域は、女性にとっても子供たちにとっても高齢者にとっても便利であると同時に安全・安心なものでなくてはなりません。そこで私は「更生保護事業を支援する協議会」を超党派14名の議員と共に立ち上げました。ともすれば被害者の立場だけから捕らえがちな犯罪というものをもっと広い視野から受け止め、行政、企業、その他の民間団体と連携を計りながら、再犯防止を含め犯罪のない明るい社会をつくことが目的です。そして、この「犯罪のない安全・安心な街づくり」のためには、地域で活躍する町内会をはじめ、ボランティアやNPOの皆様の「地域力」や「ご近所力」が必要なのはいうまでもありません。行政とのパイプとなりながら、地域力をサポートし、子供たちも、高齢者も、障害を持つ人も、子育て中のお父さんお母さんも、すべての人がぬくもりや潤いを感じ、若い人たちがそこで生き、そこで働くことを夢見るような魅力的な東区、札幌の街づくりを目指します。
 
 札幌の経済・福祉・地域を東区発信のパワーで元気にしたい。札幌市民が東区民が今本当に求めている「本音」に耳を傾け、本気の政治姿勢で全力疾走する決意です。今後ともご指導ご支援のほど宜しくお願い申し上げ、私の決意表明とさせていただきます。
謹白
 
平成22年12月吉日
札幌市議会議員 鈴木 健雄
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2010年6月
本気の政治ー私の決意
 
国民の大きな期待を担って政権交代が実現した新体制に今、失望感が広がっています。
これまでの政治は「本気で国の将来と国民の幸せを願った」ものではなかった。
民主主義において、政治は本来何なのか、誰のものなのかという原点にたって私たち地方議員も衿を正し、議会改革・行財政改革を断行して行かなくてはなりません。今、真に求められているのは市民の目線に立った本気で本音の政治です。
 
東区のある70代の女性が私に、「年金や介護などの今の自分のことも不安だが、今一番心配なのは孫の就職が決まらないことです」と、切実に話していました。札幌の求人状況は全国でも最低レベルです。まず景気・雇用対策です。さっぽろの特性を生かした産業の育成やアジアの近隣諸国への積極的な観光誘致などで経済をいきいきとよみがえらせることが、私の第一のテーマです。私が韓国の大田広域市との姉妹都市提携に積極的に取り組んできたのもそのためです。
 
福祉の充実も大きなテーマです。高齢者福祉施設の充実、待機児童解消のための保育施設の整備、そこで働く人たちの処遇改善などの問題が山積みしています。
 
さらに、私のもう一つの大きな柱となるのが、高齢化社会を見据えた街づくりです。各地域に中心核を設けながら都市機能を充実させ、周辺住民が安心して便利に暮らせる「コンパクトなまちづくり」を進めることです。そのためには、地域で活躍する町内会をはじめ、ボランティアやNPOの皆さまの「地域力」が必要であると同時に、「地域力」を大いに発揮していただくための行政の支援も必要です。
 
札幌の経済・福祉・地域を東区発信のパワーで元気にしたい。
本気で本音の政治姿勢で全力で疾走する決意です。
                                                  札幌市議会議員      
                                                                                                                                                鈴木 健雄